輸入住宅の浴室リニューアル

こんにちは。

今回は築20年強の北欧系輸入住宅で発生した在来(湿式)工法、2階浴室

からの漏水がきっかけでした。

 

「既設浴室」

とっても暖か味のあるイイ雰囲気の浴室です。

1既設億室入口.jpg 2既設浴室.jpg 

がしかし!!

3既設浴室.jpg 高級人工大理石の浴槽を取り外すと・・・・

防水が、終了間近・・・いや終了でした。

ここ2階なんですけど(-_-;) 

5浴槽を外した床面.jpg シート防水が点膨張しフニャフニャに。。

何というか…かなりエグい (;一_一)

浴槽の水を抜く度、一旦ここに水が溜まるのですが、この状態では想像つきますね!

6浴槽を外した床面.jpg 排水口周りの防水が剥がれかかっています。

短手デッキ水栓側の壁面はこんな感じで、壁はしっかりとFRP防水されています。

7浴槽を外したデッキ水栓部.jpg 

でもなぜか短手反対側は、ブロック積んであるだけという。。

8浴槽を外した部屋側壁面.jpg 一応下部接地面は防水を巻いてありました。

 

湿式工法の浴室はデザインの自由度や趣はあるのですが、階上に造る場合、

リスクを伴いますのでしっかりと下地処理しないと後々面倒なことになります。

でも20年以上も頑張ってきたので決して初期の施工が悪かったとは言い切れません。

4既設浴室.jpg この窓周りなんかイイ雰囲気ですもんね。

 

さぁ~いよいよ解体撤去です!!

入口段差.jpg ちなみに脱衣場から浴室への段差がこれだけあります。

浴室段差.jpg 浴室からはこれだけ。

輸入住宅は2×4もしくは2×6工法で造られているのでむやみに壁や床をはがした

り、改造する訳にはいきません。

解体状況.jpg タイルや壁仕上げ材を撤去した状況。

 

天井はこんな感じです。

解体状況2.jpg この邸宅は3階に物置部屋があります。

床下地補強中.jpg 既存床+厚ベニヤ板2重貼りでUB接地面を造ります。

なので構造上バリアフリーに出来ないのは痛いです(>_<)

 

そして・・・・・・・・・

 

「新しい浴室」

新しいUBの入口周り・・・

1UB入口.jpg クロス仕上ではなくあえて杉板で囲いました。

2UB入口.jpg 理由は例のあの木枠窓との親和性を考えました。

杉板が放つ香り(アロマ)効果も期待。

 

引戸タイプでTOTO製1418サイズのリモデルUBです。

3新UB.jpg 4新UB.jpg 北欧調とはかけ離れましたが。

機能は格段に向上!

5新UB.jpg 滑りにくい床でヒヤッとしません。

7新UB.jpg 腰掛と背もたれも付いていて・・・

8新UB.jpg しゃがむ事なく身体を洗ったり洗髪できます!

浴槽とのアプローチも足腰が弱くなっている方にも優しい設計です。
9新UB.jpg 壁面の背もたれは手すりも兼ねていますので心強いです。

 

あのイイ感じの窓周りもほんの少し趣を残しつつ機能はそのまま引き継がれました(^_-)-☆

10新UB.jpg ”ミスマッチ”という観点ではなくこの窓はある意味

「主役」でした。

 

なのでこれからもずっとこの窓は施主様専用のファインダーとして様々な景色を

映していってくれるでしょう。

 

そんな想いを込め施工完了です!


いかがでしたか、輸入住宅で浴室のリフォームを考えられている方

漏水の心配から早めに手を打っておきたいという方、どうぞお気軽にご相談ください。

大田区のK様 毎度ご用命ありがとうございました!

担当:M&Y

 

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